作業療法士は理学療法士とどう違う?双方の特徴を理解しよう!

公開日:2022/03/15

「医療介護系の仕事につきたいけれど、作業療法士と理学療法士はどう違うのだろう?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。どちらの職業も、医療介護業界で人気の職業のひとつですが、それぞれの役割にはいくつかの違いがあります。この記事では、「それぞれの特徴」「それぞれの違い」について、詳しく解説します。

作業療法士の特徴

まず、「作業療法士」について説明しましょう。作業療法士は、日常生活における応用的動作のリハビリテーションを行う職業です。「応用的動作」とはなにかというと、食事や調理、洗顔や着替えなど「日常生活に必要不可欠な動作」や、手芸や将棋など「趣味として続けられるような動作」までを含んだ、生活に必要となる手を使ったり指を細かく動かしたりするような細かな動作のことを指しています。

利用者の身体状況に合わせて、食事がしやすくなるような道具や、調理がしやすくなる道具などの製作にあたることもあり、その役割は多岐にわたります。リハビリテーションの対象者となる人は、病気や怪我などによって、これまで当たり前に行ってきた日常生活の動作が急にできなくなってしまった人が多いため、利用者の方のショックに寄り添い、メンタル面のケアもあわせて行うようなリハビリテーションが求められます。

「これまで普通に行なっていた動作がまったくできなくなってしまった」「趣味だったことができなくなってしまった」という状況に陥ると、人は大きな失意や絶望感に襲われてしまうでしょう。リハビリテーションの中でメンタルケアを行うのは、作業療法士の大きな役割のひとつです。

対象者が少しずつ気持ちを立て直していくためにも、利用者自身が行いたいと思っている動作は、できるだけひとりで行なえるよう作業療法を行い、生きがいを持って生活できるようにサポートする必要があります。

理学療法士の特徴

次に、「理学療法士」について解説します。理学療法士は、身体機能の回復を目指したリハビリテーションを行う職業です。病気や事故などによって身体に不自由や障がいを抱えた人や、年齢とともに身体機能が低下した高齢者などを対象とすることが多く、主には「立ち上がる」「起き上がる」「歩く」「寝返りを打つ」など、基本的な身体動作のリハビリテーションを行うことが多いです。具体的な場面として、「平行棒を使っての歩行訓練のシーン」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

寝たきりの人に対して、関節などが固まらないように動かすことなども、理学療法士のリハビリテーションに含まれます。高齢者の方が多くなっている日本においては、「身体機能の回復」だけでなく、「健康を維持すること」や「病気の悪化を予防すること」なども、理学療法士が担当するリハビリテーションの主目的のひとつとされるようになってきています。今後も少子高齢化が進んでいくことが予想されるので、その需要は今後さらに大きなものになるでしょう。

また、理学療法士は、筋肉や身体の構造などについての詳しい知識を持っているため、「スポーツ選手の怪我の予防」や「怪我をしてしまった選手の復帰への手助け」などスポーツ分野でも注目を浴びている職業です。医療福祉の分野はもちろんのこと、スポーツの分野などでも、これからさらに活躍の場が広がっていくことが期待される職業であるということができます。

作業療法士と理学療法士の違いとは?

「作業療法士」と「理学療法士」には、「目的」「仕事内容」「活動の場」の3つの点で違いがあります

まず、「目的」について、「作業療法士」は応用動作と社会適応のための能力回復を目的とするのに対して、「理学療法士」は基本動作の回復・維持・悪化予防を主な目的としているようです。

それぞれの職業が実際に行う「仕事内容」は、「作業療法士」が食事、料理、遊び、スポーツなどを通して、心(メンタル)と身体の両面から回復をサポートするのに対し、「理学療法士」は起き上がり、筋力強化、座位保持、車いす移乗、歩行などのより基礎的な身体技能のサポートを行ないます。

3つ目の違いである「活動の場」については、「作業療法士」は一般病院、総合病院、リハビリテーション病院、精神科病院、老人保健施設、障害者福祉施設、児童養護施設などで主に働くのに対し、「理学療法士」は一般病院、総合病院、リハビリテーション病院、老人保健施設、スポーツ関連施設などが主な活躍の場となっています。

 

ここまで、作業療法士と理学療法士について、「それぞれの特徴」「それぞれの職業の違い」を述べてきました。どちらの職業も、事故・病気・怪我などで身体機能にダメージを負った方をサポートしていく職業ではありますが、作業療法士はメンタルケアも役割として期待されているのに対し、理学療法士は身体機能回復を主な役割として担っている職業であるといえます。どちらがよりあなたに適した職業か、考えてみてください。

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