医療機関だけじゃない!視能訓練士として活躍できる場所とは?

公開日:2022/04/01

視能訓練士

視能訓練士は眼科医と協力して、患者の目の検査や視力矯正のプログラムの実施をサポートするなど、視機能を健全に保つために従事する職業です。加齢や眼の酷使による視力低下者が増加する今、視能訓練士の活躍の場は医療機関だけにとどまりません。今回はどのような施設や場所が、視能訓練士を必要としているのかについて紹介します。

視能訓練士はどのような職業?

視能訓練士をひとことで言い表すならばズバリ「目のスペシャリスト」です。視能訓練士法にもとづく国家資格を持つ医療技術者で、患者と眼科医の間に立ち、視力にまつわるさまざまな検査や、視力に問題を持つ患者の視機能回復のための訓練のサポートを行います。英語ではCertified Orthoptist(オルソプティスト)と呼ばれ、COと略されています。

もともとは小児の弱視や斜視の改善を目的として、視機能の検査や視能矯正を行う専門技術職として1971年に誕生しました。現在では小児だけにとどまらず、子どもからお年寄りまで年代を問わずに患者の目の健康管理を行っています。とくに最近はスマートフォンやタブレット、PC、ゲーム機などの長時間の使用により目が酷使される機会が増え、それにともなって「スマホ老眼」「ドライアイ」などの視力低下を訴える人が増加しています。

そんな状況下で、視能訓練士のニーズが高まっているようです。視能訓練士は近視、遠視、乱視、白内障、緑内障などの検査以外にも眼鏡やコンタクトレンズの処方に関する検査や、レーシック手術のサポートなども行います。

視能訓練士として活躍できる場所

視能訓練士の就職先として有名なのは、大学病院、総合病院、クリニックなどにおける眼科です。もちろん眼科専門の診療所でも視能訓練士の存在は欠かせません。視能訓練士の創成期は小児の弱視・斜視の視能訓練という限られた分野における業務のみを行っていましたが、現在は年齢を問わずに幅広く視機能検査を行うなど業務分野のすそ野が広がっています。

それにともなって、活躍の場も拡大しています。たとえば医療機関の中でも視力矯を目的とするレーシック手術を行う病院や、目のリハビリを行うリハビリステーション施設での勤務、老人ホームなど高齢者が多い施設で視能訓練の指導員としての勤務などが挙げられるようです。

また、視能訓練士を目指す人を養成するための施設で教鞭をとるという道もあります。視能訓練士は眼科医ひとりに対して2~3人必要とされていますが、常に慢性的な人手不足の状態です。医療機関などで得た視能訓練士としての経験を母校や養成施設で活用することで、より多くの視能訓練士を世に送り出すことに貢献できます。

教員として働く場合には、別途免許が必要な場合もあるため、必要に応じて教員免許の取得を取得することをおすすめします。また、高齢化社会においては加齢による視力の低下問題は切り離せません。若年層であってもドライアイやスマホ老眼などの視機能低下者が増加しています。

この状況下では視機能回復の訓練などに関する研究も今後ますます求められます。臨床研究などによる論文執筆といった活躍の形も必要とされていくため、大学の研究機関などで眼科に関する専門的な研究を行う人も存在するようです。

視能訓練士になるまでの手順

視能訓練士になるためには、国家資格が必要です。国家資格の受験には、国が定める視能訓練士養成機関で一定期間まなび、必要な知識や技能を習得する必要があります。独学のみでは受験することはできないため、注意が必要です。視能訓練士になるまでの手順は、高校卒業後、養成学校に通い、視能訓練士国家試験を受けるという流れになります。

養成学校に通う期間は、高校卒業後の進路によって変わります。大学や短大、または看護師・保育士などの養成校で指定科目を履修している場合は、視能訓練士養成校で1年学ぶことで受験資格を得ることができるようです。高校卒業後すぐに視能訓練士養成校に入学する場合には、3年以上学ばないと受験資格を得ることができません。

視能訓練士国家試験は年に1回実施され、試験科目は5つあります。内訳は基礎医学大要、視能検査学、基礎視能矯正学、機能障害学、視能訓練学です。基礎医学大要では人体の構造や機能について、視能検査学では眼科で行う検査と点眼液について、基礎視能矯正学では両眼視機能と眼球運動の関係、生理光学、視覚生理学などについて、機能障害学では目の病気について、視能訓練学では視能訓練士になるために必要な専門知識について出題されます。視能訓練士の合格率は高く、過去五年間において常に90%を超えています。

 

今回は視能訓練士として活躍できる場所について紹介しました。視能訓練士は視力にまつわるさまざまな検査や、視力に問題を持つ患者の視機能回復のための訓練のサポートといった業務を行います。視能訓練士の活躍の場は、眼科診療所以外にも大学病院・総合病院・クリニックなどの眼科、レーシッククリニックや老人ホーム、大学の研究機関、視能訓練士の養成施設など多岐に及びます。視能訓練士になるためには国家資格を取得する必要があるようです。また試験を受けるためには、視能訓練士養成学校で一定期間学ぶことが条件づけられています。

 

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