社会人から言語聴覚士を目指すのは可能?具体的な方法をチェック!

公開日:2023/01/15

言語聴覚士とは「言語聴覚士法」という法律に基づく国家資格で「音声機能、言語機能又は聴覚に障害のある者についてその機能の維持向上を図るため、言語訓練そのほかの訓練、これに必要な検査および助言、指導そのほかの援助を行うことを業とする者」とされています。この言語聴覚士を社会人から目指すことが可能かどうかご説明します。

社会人から言語聴覚士を目指すメリット

言語聴覚士の受験資格を得るためには、大きく2つの方法があります。1つは高校卒業後、認可を受けている大学や短期大学、専門学校に進学し、所定のカリキュラムを習得すること。もう1つは分野を問わない4年制の大学を卒業した後に、指定の大学や大学院の専攻科や専門学校に進学し卒業することです。このように受験資格を得るためには一定の学校で必要な授業を履修する必要があるにもかかわらず、社会人から言語聴覚士を目指すメリットはどういったものなのでしょうか?

もちろん、資格が必要な専門職であり、失業の心配が少なく、復職や転職が比較的行いやすいということもありますが、それ以上に社会人としての経験が活かせるという点が大きなポイントです。

言語聴覚士は、非常にコミュニケーションが重要な仕事ですが、そのコミュニケーションを図る際に、ビジネスシーンで身につけた折衝スキルやマナー、振る舞いなどが対象者との間によい信頼関係を築くべースとなってくるのです。こうしたことは一朝一夕では身につかないので、社会人として積んできた経験があることで活躍できる可能性が広がる点が、社会人から言語聴覚士を目指すメリットとなります。

社会人から言語聴覚士になるためには?

社会人から言語聴覚士になるためには、受験資格を満たすために先ほど述べた2つの方法のいずれかのルートに沿って必要な過程を満たすことが必要です。そのため、4年生の大学を卒業してから社会人になった人は大学や大学院の専攻科または2年生の専修・専門学校へ進学するルートが最短ルートです。

また、高校卒業して社会人になった人は3年生の短大または専門学校への進学が最短ルートとなっています。なお、言語聴覚士の受験資格を満たすにあたって通信教育で必要過程を修了することはできません。この点には注意してください。ただし、2年生の専門学校では夜間過程を設けている場合もあるので、そのような方法を使えば働きながら言語聴覚士を目指すことも可能です。

このようにして受験資格を満たした後は、国家試験となります。言語聴覚士の国家試験は、年1回2月中旬に試験を実施し、3月下旬に合格発表となります。試験会場は、北海道、東京、愛知、大阪、広島、福岡の6都市で開催されます。試験は12科目あり、基礎・専門科目各100問の合計200問が出題され、合格基準は6割以上(1問1点で120点以上)となります。なお、言語聴覚士国家試験の合格率は約7割で、同じリハビリ領域の国家資格(作業療法士や理学療法士)と比べると合格率が低くなっている点にも注意が必要です。

言語聴覚士に求められる適正

さて、言語聴覚士にはどのような適性が求められるでしょうか。言語聴覚士の業務特性から「コミュニケーション力」「共感力」「観察力」「根気強さ」「協調性」などの適性が必要です。いうまでもなく、リハビリは患者さんと向き合い二人三脚で進めていくものですので、相手を理解しようとする姿勢やそのためのコミュニケーション力は欠かすことができません。

また、言語聴覚領域でリハビリが必要な方は、伝えたいことをうまく伝えられないということも多くあります。普通の人にできて当たり前のことであってもなかなかうまくできないこともあるので、相手ができないということを理解したうえで、それを受け止めてリハビリに一緒に励んでいくためには共感力が重要になります。共感力とどうように、自分の要望等をうまく伝えられない人も多いことから、患者さんのちょっとした変化や動きから状況を把握していくための観察力も求められます。

そのほかにも、なかなか成果が出てくるものではないリハビリに根気強く向き合っていく力も欠かせないうえ、患者さん以外のご家族や多職種のスタッフとの連携が必要なポジションということから協調性なども重要になってきます。なお、これらの能力は社会人経験の中で培われる能力であるという点に注目しましょう。

まとめ

さて、ここまで言語聴覚士に社会人から挑戦していくメリットやその方法、言語聴覚士に求められる適正についてご説明しました。高度な専門性が求められる業務であるがゆえに、国家試験の受験資格を得るためには必要な教育課程を経る必要がありますが、患者さんやそのご家族などと二人三脚でリハビリにあたっていくこともあり、社会人経験の中で培ってきた能力が活かせる職業であるということも解説しました。教育課程を経る必要があるということから、一見すると社会人からの挑戦が難しいようにも感じられるかもしれませんが、夜間過程などでも必要な受験資格を得られる場合もあるので、仕事をしながらでも挑戦できる資格となっています。

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会社名大阪保健医療大学大阪医療福祉専門学校大阪医療技術学園専門学校大阪医専
特徴国家試験合格率20年連続1位!手厚いサポートと専門教員の指導が特徴学内で臨床実習が行える!確実な知識と技術を身につけて信頼される人材へ夜間部があるため社会人として働きながらでも言語聴覚士を目指せる!国家資格合格保証制度と完全就職保証制度で言語聴覚士のエキスパートになる
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