視能訓練士になるためには?実際に職に就くまでの手順を知ろう!

公開日:2022/04/15

視能訓練士

視能訓練士は視力に問題を持つ患者に対して、視機能の検査や視機能回復のためのサポートを行うのが仕事です。視能訓練士の一般的な認知度はまだまだ低く、仕事の内容や職に就くための方法については知らない方も多いのではないでしょうか。今回は視能訓練士を目指すにあたり、実際に職に就くまでの手順について紹介します。

視能訓練士になるためには?

視能訓練士は視能訓練士法にもとづく国家資格を持つ医療技術者で、患者と眼科医の間にたち、視力にまつわるさまざまな検査や、視力に問題を持つ患者の視機能回復のための訓練のサポートを行う「視力に関するスペシャリスト」です。視能訓練士になるためには、国家資格を得るための受験が必要です。

国家資格の受験には、国が定める視能訓練士養成機関で一定期間まなび、必要な知識や技能を習得しなくてはなりません。視能訓練士に求められるものは知識のみではなく、医療現場での実践的な経験も含むため、独学のみで受験することは不可能です。

視能訓練士になる具体的な手順として、養成学校に通い、視能訓練士国家試験を受けるという流れになります。養成学校に通う期間は、高校卒業後の進路によって変わります。大学や短大、または看護師・保育士などの養成校で指定科目を履修している場合は、視能訓練士養成校で1年学ぶことで受験資格を得られるようです。

高校卒業後すぐに視能訓練士養成校に入学する場合には、3年以上学ばないと受験資格を得られません。視能訓練士国家試験は年に1回実施されます。受験では基礎医学大要、視能検査学、基礎視能矯正学、機能障害学、視能訓練学の5つの試験科目から出題されます。

視能訓練士に求められるスキル

視能訓練士は患者と眼科医を結び、患者の視機能の検査と治療および視力回復の訓練を適切に実施することが業務です。業務を円滑に進めるためには、患者や眼科医との意思疎通を問題なく行うコミュニケーションスキル、検査の機械を問題なく操作できるスキル、検査装置が出力する数値を用いて計算を行えるスキル、一つ一つの検査をミスなく正確に行える慎重さ、地味な作業をコツコツと続けていける根気強さが求められます。

コミュニケーション能力

視能訓練士の仕事は患者と眼科医の間に立ち、情報を伝達することが基本になるようです。そのため、正確に情報を伝えることは欠かせません。医者とのチームワークも大切ですが、とくに患者は子どもから高齢者まで幅広い年代を問診、検査、サポートすることになります。患者の症状や悩みを共有するにあたり、相手としっかり信頼関係を構築することは不可欠です。

そのためにも相手の年齢や症状に合わせたきめ細やかなやりとりができるコミュニケーション能力が求められます。また、相手の感覚に寄り添える共感力や、子どもに対する苦手意識がないことも大切です。視機能が著しく損なわれている患者や、高年齢の患者の場合は歩行が困難なことも考えられます。診察時には患者を待合室に出迎えたり、検査時は転倒しないよう歩行を補助したりするなど、患者の症状に合わせて不安や不自由なく検査や診察ができるよう気配り・心配りができることが望ましいです。

計算力、機械操作力

視機能の検査には多くの機械の操作を伴います。また、機械から出力された数値をもとに計算を行います。機器の操作ミスや計算ミスは重大な医療事故につながる可能性があるため、確実性が求められるようです。

慎重さ、根気強さ

視能訓練士は多くの検査機械を操作して患者の視機能を検査し、その情報を医師に正しく伝えることが業務のひとつです。このとき、伝達ミスや計算ミスが発生すると、診断ミスや治療方法の判断ミスといった医療ミスにつながります。そのため、検査・計算・伝達などの一つ一つの業務を慎重かつ正確に行う能力が求められます。

また、患者の視機能回復のためのトレーニングは一朝一夕で改善が見られるものではなく、治療は長期間にわたるケースも珍しくありません。すぐに成果が表れない場合でもいらだたず、患者を不安がらせないよう、患者の気持ちに寄り添い続ける根気強さが必要です。

そもそも視能訓練士はどのような仕事なのか?

視能訓練士は医療行為を補助できないため、眼科医や眼科看護師の指導のもと、眼科関連の検査や視能矯正、検診業務、リハビリ指導といった業務を行います。眼科医の指示を受けて視力・視野の検査をしたり、視機能に問題のある患者の視能回復やリハビリ方法について指導を行ったりします。

そもそも視能訓練士は小児の弱視・斜視の視能訓練という限られた分野における業務のみを目的として誕生した職業です。弱視患者の増加にともない、年齢を問わない幅広い視機能検査を行うようになり、業務分野のすそ野が拡大しました。現在の視能訓練士の主な仕事は、患者の目の検査を実施してデータを取得したり、患者の視機能を回復するための訓練の補助を行ったりすることです。

具体的な仕事内容は治療や矯正が必要かどうかを判断したり、正しい治療方法を提案したりするために視機能を検査する「視機能検査」、斜視や弱視の患者が正常な視機能を獲得するための「斜視・弱視訓練」、眼疾患や外傷などにより視覚に不自由さをきたしている患者が快適な生活を送れるよう補助具の選定や相談などに応じる「ロービジョンケア」、未発覚の眼病や生活習慣病などを早期発見するために行う「集団検診」の4つです。

 

視能訓練士の職に就くまでの手順について紹介しました。視能訓練士は眼科医や眼科看護師の指導のもと、眼科関連の検査や視能矯正、検診業務、リハビリ指導といった業務を行う職業です。視能訓練士になるためには国家資格が必要です。受験資格として指定された視能訓練士養成学校で一定期間、知識や技能を学ぶことが必要になります。視能訓練士に欠かせないスキルとして、コミュニケーション能力、慎重さ、根気強さが挙げられます。

 

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