言語聴覚士の仕事に向いている人・向いてない人の違いとは?

公開日:2022/09/15


言語聴覚士の仕事に、興味を持っている人はいませんか?高い専門知識とスキルを生かして、多くの人のリハビリに貢献できる専門職ですが、向いている人と向いていない人がいるため、注意が必要です。今回は、言語聴覚士の仕事に向いている人・向いていない人の特徴を紹介するので、仕事選びの参考にしてください。

そもそも言語聴覚士とはどのような仕事?

言語聴覚士は国家資格でもあり、リハビリに関する専門職です。1997年に誕生し、医療や介護の現場では、ST(Speech-Language-Hearing Therapist)と呼ばれることが少なくありません。言語によるコミュニケーションに障害がある人、食べることや飲み込むことに、障害がある人を主に対象とし、それぞれに必要な訓練や指導、アドバイス、そのほかのサポートをおこないます。主な仕事内容は次のとおりです。

言語訓練

脳梗塞や脳卒中、交通事故による運動麻痺などにより、呂律(ろれつ)が回らずに言葉が不明瞭になったり、スムーズに話せなくなったり、する人に対して、言語訓練をおこないます。文章の音読や口唇・舌の動きを促す訓練、言語聴覚士の口の動かし方を真似する練習など、さまざまなプログラムを組み立てます。

発声・発語訓練

失語症や高次脳機能障害、認知症などが原因で、言葉をうまく使えない状態を改善するために、発生・発語訓練をおこないます。原因やそれぞれの症状を細かく観察しながら、症状自体の改善と、一人ひとりに合ったコミュニケーション手段の確保を目指します。

言葉の遅れに対する訓練

知的障害や発達障害がある子どものなかには、言葉の遅れを抱えていることも少なくありません。言葉の獲得を目標に、絵本を使って言葉を引き出すほか、語彙・文法・文字の習得に向けた訓練もおこないます。

聴覚に対するサポート

4つ目は聴覚に対するサポートです。先天性や後天性に関わらず、聴覚に障害がある人を対象に、聴覚検査、補聴器のフィッティング、人工内耳の調整、コミュニーション方法のアドバイスや指導などをおこないます。

摂食・嚥下訓練

摂食とは食べ物を咀嚼する行為、嚥下とは飲み込む行為のことです。摂食や嚥下障害があると、食べ物が口のなかからこぼれてしまったり、飲み込む際にむせてしまったりします。咀嚼や飲み込みに必要な、器官の運動訓練、反射を高める訓練のほか、管理栄養士や歯科医師などの多職種と、連携することもあるでしょう。

言語聴覚士の仕事に向いている人の特徴

以下の特徴にあてはまる人は、言語聴覚士の仕事に向いているといえます。

相手の気持ちに立って関われる

言語聴覚士の仕事には、専門的な知識やスキルが欠かせませんが、最も大切なもののひとつが、相手の気持ちに立って関われる力です。関わる相手は障害や悩みを抱えており、また、とくに言語障害がある場合は、自分の思いや希望をうまく伝えることができません。そのため、相手の気持ちに立ちながら、考えていることや悩んでいること、思っていることを常に推察できる力が求められます。

一人ひとりに合ったリハビリ内容を考えられる

たとえば、同じ障害や症状がある患者でも、患者を取り巻く状況や家庭環境、患者自身の希望などは異なります。そのため、一方的にリハビリの内容を決めるのではなく、それぞれに合った、プランや訓練方法、目標などを考えられる力が必要です。

わかりやすく説明できる

3つ目はわかりやすく説明できることです。リハビリに関する専門用語は難しく、一般の人にそのまま使ってもわかりません。一人ひとりの理解力や理解の仕方などに合わせて、専門的な内容をかみ砕き、わかりやすく説明できることが大切です。

向上心が高い

最後は向上心が高いことです。言語聴覚士の学びに終わりはありません。日々進歩していくリハビリや医療の情報をキャッチし、より良い訓練や指導を患者に提供する必要があります。言語療法や医療など、さまざまなことを積極的に学び、自分を高めていく努力が大切です。

言語聴覚士の仕事に向いてない人の特徴

一方で以下の特徴にあてはまる人は、言語聴覚士の仕事に、向いていない可能性があります。

コミュニケーションを取るのが苦手

言語聴覚士は患者だけでなく、医師や歯科医師、看護師、ほかのリハビリスタッフなど、さまざまな人たちと関わります。そのため、他者とコミュニケーションを取るのが苦手な人は、仕事に向いていないかもしれません。

滑舌が悪い

言語訓練では患者に対して、言語聴覚士がお手本を示すことがあります。そのため、滑舌が悪かったり、発音をしっかりおこなえなかったり、早口になったりすると、お手本となりません。しかし、障害によって滑舌が悪い場合を除いて、普段から滑舌よく話す意識を持っておけば大丈夫でしょう。

共感性が高すぎる

最後は共感性が高すぎることです。とくに障害を生じたばかりの患者は、精神的に大きなショックを受け、言語聴覚士に対して怒りやストレス、不安な気持ちをぶつけてくることもあるでしょう。気持ちを理解することは大切ですが、共感性が高すぎると、自分自身のメンタルが不調になる可能性もあります。

まとめ

言語聴覚士は、言語障害や摂食・嚥下障害などがある人に対して、専門的なリハビリをおこなう職種です。「相手の気持ちに立って関われる」「一人ひとりに合ったリハビリ内容を考えられる」「わかりやすく説明できる」などの特徴にあてはまる人は、仕事に向いているといえるでしょう。高齢化社会にともなって、これからはとくに、介護業界で需要が高まると予想されます。興味がある人は、ぜひ資格取得を目指してみてください。

【大阪府】おすすめの言語聴覚士学校4選

イメージ
会社名大阪保健医療大学大阪医療福祉専門学校大阪医療技術学園専門学校大阪医専
特徴国家試験合格率20年連続1位!手厚いサポートと専門教員の指導が特徴学内で臨床実習が行える!確実な知識と技術を身につけて信頼される人材へ夜間部があるため社会人として働きながらでも言語聴覚士を目指せる!国家資格合格保証制度と完全就職保証制度で言語聴覚士のエキスパートになる
詳細リンク

おすすめ関連記事

サイト内検索
記事一覧